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2021.8.28

築18年塗り壁の家 リフォーム③

塗り壁の家のリフォーム最終回です。

前回は工事を始めてからより詳細にわかったことを書きました。今回はそれに対して具体的にどのような仕上げを選んだか?

また今回の工事を振り返り思ったことを書きます。


4.仕上げについて

塗料の選定】

今回のリフォームにおいてお客様のご要望は

 

A(下地):クラックや剥離部分など下地部分の問題を解消すること。

B(仕上げ):建ててからまだ一度も塗り替えなどの大きなメンテナンスをしていないので、塗り替えて家をきれいに仕上げる。

 

大きく分けてこの二つになります。Aは主に建物の機能的な部分、 Bは主に美観上の部分となりますが、B(仕上げ)にはA(下地)を守るという役割もあり、様々な種類と、それにより値段も変わります。

 

最初にご提案させて頂く時には私は3種類くらいのご提案・見積をします。1つの提案よりも複数あった方がお客様が比較ができて選びやすいようです。

 

それぞれに特性や耐用年数にも違いがありますが、今回は耐候性と耐汚性・それと遮熱性に優れた「水性型シリコン塗料」をお選びいただきました。

 

 

 

一般的にシリコンと呼ばれる塗料はたくさんありますが、弊社が採用している塗料の特徴はシリコン成分が一般塗料の約3倍含まれており、 一般のシリコン塗料に比べ1.5倍の耐候性を持っています。

(参考:アステックペイント  シリコンREVO1000)

 

色は標準色の中から現在の壁に一番近いものを見てお選びいただきました。

小さなサンプルだとわかりにくいので、ある程度気に入ったものに絞ったら、大きな見本板を作って最終決めて頂きます。

今回は「サンダルウッド」という名称の色に決定しました。

 

※余談ですが、 「サンダルウッド」は白檀という名で知られる香木で、甘いエキゾチックな香りも持ち、アロマオイルやお線香にも使われています。
精神を鎮静させたり調和させたりする効能があるようです。
最近同じ名前の入浴剤は買って知ったことです。もちろん塗料にはそんな香りはしませんが(笑)
 

 

【塗り壁の家の際に事前にご説明させていただくこと】

 

このような塗り壁の家の場合は、仕上がりの状態に関して事前に補足説明をさせて頂いています。

 

「元々の模様の角が取れて見た目が少しぼんやりした感じになります。」

 

最初は左官屋さんが塗った壁でコテの模様がついています。

そこに対し今回は塗装屋さんがローラーでペイントをします。

したがって元々のコテの模様は残りますが、その上に塗膜が乗るためにニュアンスが変わります。

 

 

「壁に今よりも艶が出ます。」

 

上塗り塗料は’艶あり’を使うからです。艶を抑えた’3分艶’のご用意もあるのですが、艶がある方が耐候性や耐汚性の上で有利ですので、’艶あり’をおすすめしています。 

’艶あり’と言っても、外壁専用に作られているものですので、押さえ気味の上品な艶です。

 

今までとガラッと変わるので、最初は少し気になる方もいらっしゃるかもしれませんが、雨が降った時に外壁を見るとその撥水性を見て納得いただけると思います。

 

また年数が経つと少しずつ艶も落ちてくるので、だんだんしっくりくるはずです。

 

アステックペイント

艶あり仕上げ

 

【仕上げに関して私がこだわったところ】

今回の工事に際して私なりにこだわった点があります。

それは剥離した壁を修復したことが出来る限り最後に分からないようにしたかったことです。

今回は建築当初の塗り壁の模様を生かして、その上にペイントする工法です。剥離した部分をただ単純にペイントするだけだと、色が付くだけで模様は付けられない為、そこだけいかにも直したことが分かってしまいます。

 

「美しく直す」のが大事だと思っています。

究極は何事もなかったかのようにきれいに直り、むしろ前より綺麗になってること。

 

そこで、まず悪いところをはがした後、左官屋さんに一日入ってもらい、他と同様の模様を金鏝で付けてもらいました。

使ったのは、他の現場で余ってとってあった弾性塗り壁材。骨材の大きさでも表情が変わるので、現在の壁に近い細か目の骨材が入ったものを会社の倉庫から持ってきました。

 

現在の壁の骨材(珪砂)と近い大きさのものがちょうど保管してあったスタックフレックスのFINEとよく似ていました。色に関してはこの後色付けをするので関係ありません。

 

また、人が手で塗るため意外と人によって違いが出てしまうものなので、「できるだけ現状の真似をして近づけてもらいたい」と指示を出しました。

 

 

 

5.工事を振り返り

 

工事は6月20日頃から足場を組んで始め、途中雨が多くて何日か延期を余儀なくされましたが、7月20日頃終わりました。

工事にはお客様も大変ご協力いただき、全体工程は1カ月とスムーズに進めさせていただきました。

 

建物の角にはカルチャードストーンを貼った重厚な外観の輸入住宅。このようなデザイン性の高い輸入住宅では、リフォームの際に注意すべき要素が増え、専門的な知識や経験が要求されます。

 

 

最近、お客様から他社様との’やり取り’や既に行なった’工事の内容’を見聞きする機会があります。

必ずしもその家が抱える状況に対して適切な対応ではない場合もあります。各々自分の得意分野の中だけで想像でお客様にお話をされているところに怖さを感じます。

その結果、一番大切な所にお金を使わず、 他の所に出費が嵩む家もあるように思います。

 

弊社にお話があったお家に関しては、今までの経験やアイデアを集約し、各々の状況に合わせた適切な工事を専門の職人の技と共に、現場に無駄なく注いで行きたいと思っています。

 

 

T様、今回はご依頼いただきありがとうございました。

 

外壁の下地の問題点もこれで解消され、綺麗になったお家でご家族がこれからも快適に暮らしていけることを願っております。 

 

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