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2020.9.12

輸入窓の交換〜Marvin出窓 (後編)

「輸入出窓」交換の後半のご紹介です。

前編では出窓本体を取り替え、これから外壁を仕上げていくところまででした。

その前に1つ、このような輸入住宅のリフォームをする際に心がけていることがあるのでそれを書いておきます。

 

建材を取り替えても違和感が無く、できるだけ元の建物に馴染むようなデザインにする。

 

例えば今回ですと、既設外壁がタイルです。

前編でも話したように、窓を取り替える際には必ず窓枠の外側を一定の幅で切り取る必要があります。

 

 

今回の場合はタイルを切り取ることになりますが、ここを単純に元の通りに….とタイルで復旧したら、カットしたことがいかにも分かってしまう継ぎはぎの仕上げとなります。

このような場合には、前にもブログで説明したことがあるモールディングを用いて、取り替える際にできた溝の復旧をします。

このモールディングを窓と同じ白で塗れば、仕上がった際に、窓の一部のように見え綺麗です。

窓を取り替えたために

壁に傷ができた、復旧の跡が残った….ではなくて、装飾性を増やして、前よりもおしゃれになった!

と言う形になれば尚良いと思っています。

 

と言うわけで仕上がったのがこの写真です。

 

 

さて、ここからが後半。

①タイルを貼るための壁下地を貼って行きます。

今回はサイディングの14ミリを張りました。

面積はさほど大きくは無いですが出窓の形状に合わせ多角形になるので、それはそれで結構大変です。

 

 

②防水の要、コーキング工事を入れて、生じた隙間を埋めていきます。

特に窓周りに関しては、機能上、コーキングが最も大事になりますので、コーキング屋さんとはよくよく打ち合わせをしっかりしてからおこないます。

今弊社でお願いしているコーキング屋さんは、細かいところまで気がつく人で、気になったところはすぐ連絡をしてくれるので、大変信頼しています。

 

 

 

ここを疎かにすると、せっかくのリフォームが再度リフォームしなければならないような事態になります。

私は今まで「リフォームしたが為に再度雨漏れを再発した」という他社様のされた家を幾度か見て来ました。

結構な金額を投じてリフォームしたのに、そもそも最初の提案自体が適切でないもの。

または、自分達のやり易い業種に無理やり引っ張ってきて、その方法以外を提案しない、などのケースを見聞きして来ています。

本当にお客様にとって何がベストか、それを考えず、都合の良い方、楽な方に誘導しようとする業者の事を聞くたびに残念に思います。

 

うちも気を抜かずに、大切な工程では特に目を光らせて、間違った選択をしないようにしていきたいです。

 

③ここで基礎工事をやった左官屋さんが再び戻ってきます。

タイル張りと、基礎のブロックの外側をモルタルで仕上げます。

タイルはDANTOから、もっとも今回の外壁に色目が近いと思われるものをチョイスしました。

30年前の建物ですが、かなり近いものが得られたのではないかと思います。

外壁のタイルのサイズ・色とも元々がスタンダードなものが使われていたのが幸いです。

 

 

左官工事は待ち時間が多くなるのも特徴です。

正味1日で終わる仕事でも、乾かす為の時間が必要となると2日に跨ぎます。

タイルがそうで、貼って1日置いて固まってから目地を入れることから、たとえ少ない面積でも2日仕事です。

2日目に現場に行くと、タイルの目地はもう込めてあり、残りは基礎幅木の仕上げでした。

 

そこで驚いたのが、この道具。

 

一体何が作ってあるのかと思ったら、なんとこれを使って、仕上げたモルタルの上を引っ掻き始めました。

そうなんです、こうやって既設の幅木のデザインに合わせているのです。

先日職人がお客様に既設と同じように仕上げるかどうか聞いたところ、「同じように引っ掻いて下さい」と言われたようです。

それを聞いて職人が独自でこの道具を作ったと言う流れ。

 

これは遊び心です。

前にこの家を作った職人さんもちょっとそういうところがあったのかもしれません。

昔はこういう遊び事をする余地が日本の住宅にもあったと思いますが、最近はそういう事できる場所が減って、寂しい気もします。

昔の建物には(デザインの好き嫌いは別にして)和でも洋でも職人さんのアート感覚が刻まれていることがありますね。

 

 

使い方に支障が出たり性能が落ちるものは別ですが、そうでない所に関してはもっと職人の独創性がはっきり出せても面白いですよね。

左官は道具も自分でこうやって作る事がそんなに珍しくなく、面白い仕事で、私も好きです。

 

さて、こうやって職人のアイデアも借りて、良い感じで仕上がりました。

お客様からも時間をかけてこの出窓を待った甲斐があったとおっしゃっていただき、嬉しかったです。

 

 

最初にお会いしてから色々あって、1年弱かかってようやくこのように出窓を取り替えることができました。

着工までに時間はかかりましたが、始まってからはほぼ最初の施工イメージで現場も進みました。

 

 

お客様には新しくなった出窓越しに、高台のここから見える素晴らしい風景を堪能していただきたいと思います。

ありがとうございました!

 

この工事のYoutube動画はこちら↓

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