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2020.2.1

小屋裏の有効利用

平成5年竣工、築26年になるツーバイフォー住宅の小屋裏工事をしています。
昨年ご相談をいただいていたお話です。


リフォームの場合は、新築と違うところは「問題点がはっきりしている」と言う事。

【お悩み問題その一】2階が暑い。小屋裏はもっと暑い。

【お悩み問題その二】小屋裏に上るロフト階段が危ない。

その結果、せっかくあっても使えない、使いづらい小屋裏になっていました。

この2つを解消すれば使いやすい小屋裏になると考えます。

具体邸には・・・
【お悩みその1】に対し

①現在天井断熱になっているところを、屋根断熱にすることで小屋裏の暑さを軽減する。
②換気扇を設け熱気を強制的に排出する。

断熱は現在弊社で標準のアイシネンを屋根面全体に吹込みます。
繊維系断熱材ではどうしても出来てしまう隙間を、現場吹込みであれば、極限まで隙間を少なく出来ます。

 

また換気に関しては熱感知センサーを備えた大きめの換気扇を2基設けました。もちろん自然吸気口も設置して、空気の流れを作ります。

 

【お悩みその二】に対しては、今までロフト階段で上がっていたところとは別に新たに収納はしごを設置し、そこから上がれるようにします。
このお家の場合は最初からその事を見越した構造開口が天面に大きく設けてありましたので、比較的簡単に設置することができそうです。
「大は小を兼ねる」とは正にこの事です。
新築の際にも参考になりますね。

 

またせっかく小屋裏が使えるようになっても歩ける場所が少なかったので、新たに床合板を張り、利用できる床面が多くなるようにします。初日の今日は一部床合板を張り、はしごの開口をつくりました。

来週これを切り抜き、新しく小屋裏に上れる収納はしごを設置します。

 

頂いた構造図を下調べし、何か支障が無いか、頭で、図でシミレーション。そこで、新たに設置するはしごに階段の照明器具が干渉することが分かったので、予めその事をお伝えし、出の少ない照明器具に交換する予定を組みました。

 

「事前に想定して気付いた事は早めに施主さんに相談する!」
全てそうとはいきませんが、それを心がけています。急な話はお客様も判断に迷いますし、資材面や人員の調達にも影響があり、結果、現場に要する時間も長くなります。
普段の生活の中で行うリフォームは、お客様にとってなかなかのストレスなので、できれば工事に入る日数を少しでも減らしたいという気持ちがあります。

リフォームでは「やらなければわからないこと」が多いのは確かなのですが、それを言い訳にして行き当たりばったりで工事はしたくありません。できるだけ無駄を減らして、結果大切なところに対してお金が生かされるようにしたいものです。

「注文住宅、輸入住宅の設計・新築・リフォーム・メンテナンス」なら ノエルハウス/考作

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