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2022.11.18

築28年 医院併用住宅のリフォーム④~居場所の良い関係

本日はポイント4から

奥様の生活とご主人の生活エリアをゆるやかに分け、水廻りは共有のものとして使うプラン

 

私自身、家づくりの仕事をしながら、子育て世代に家を作り、今年で16年間住んできて思いますが、人生のその時々のステージによって欲しい家の基準は変わってくると思います。

家は簡単に住み替えと言うわけにはいかないのですが。

 

 

私は新築とリフォーム両方のお話を聞く機会があるので実感します。

子育ての時期が終わり子供が巣立ってから2階の部屋が使われず、倉庫のようになっていたり、

以前より来客も少なくなり、広いリビングよりもっぱら個室利用が多くなったり。

退職して何かの趣味に打ち込む専用の部屋が欲しくなったり。

 

 

人それぞれで中身が違いますが、ライフステージに合わせて、本来は住空間も変わっていくものと考えた方が良さそうです。

 

今回は当初より、ご主人は自分の個室が欲しいとのことでした。

もともと、1階はお仕事のエントランスと住居部分の玄関ドアが2つあったので、その開口部をそのまま生かし、片方を外部からご主人の部屋に直接入れる玄関ドアに。
もう一方を今回作るメインリビングと2階の住居につながる玄関ドアとしました。

 

 

そして、共有の水回りは、裏動線を作りそれぞれの部屋から直接つながるように。

キッチンもドア1枚ですぐに行けるようにしました。
トイレや洗面は離れすぎない位置に置いて移動が楽なように。

ご年配のご夫婦が、お互いの部屋は設けても、慮ることの出来る距離感で暮らせることが大事だと思います。

 

 

ご主人のご希望で、ご主人の部屋にはお湯が沸かせるミニキッチンを設けます。

これはご主人の方からの申し出でした。

私もそれで気づいたのですが、「ひとりで気ままに色々やることが出来る」という環境も、歳をとってから互いに良い居場所を作るためには必要かと思いました。

家を作ったり、直したり、変えたり、家に関係する仕事をする中で家以上の勉強を私はさせて頂いています。

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