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2022.6.27

築38年 北欧デンマーク 輸入住宅のリノベ ⑧~少し脱線して、省エネ住宅を考える

今日はリビングダイニング、キッチンの続きでしたが・・・

それに関連して省エネ住宅について考えます。

 

家の断熱性を上げるなら窓が大切

 

このお家は築38年前に建てられた当時ではまだ早いツーバイフォー工法の家で、窓は北欧製ペアガラス木製窓-レノホンダ。

スウェーデンハウスさんなどが採用し、現在もスタンダードでおそらく使っていらっしゃるトリプルガラス木製窓と同等の輸入窓です。

極寒地方で作られ、頑丈な金具で構成されたこの窓は、2階の一部の窓を除いては調整をせずほぼそのまま使うことができました!

 

弊社 レノホンダ木製トリプルガラス 新築施工例

 

壁内のグラスウールまでは詳しく調べることができませんが、外皮(家が外気と接する部分)のうち家の省エネに大きな影響を与える窓がこれだけの高性能なものを元々備えているのは、床暖房に加えこの家の最大の価値と言えましょう。

 

 

38年前と言えば、私が10代の頃。

大工さんが建てた実家の在来工法の家はもちろんアルミサッシのシングルガラス。

 

 

私の部屋の窓は、冬場にはガラスの結露で窓台の上がびしょびしょだったのを思い出します。

夏は暑く、冬は寒い窓際。

 

この差は何なんでしょう?もちろん、その当時でもこの北欧の窓は決して安価なものではなく、簡単に使えるものではなかったかもしれません。ただ商品としては存在したわけです。

 

うちの実家に限ったことでなく他の一般的な住宅が窓と言えばほとんどこのような状況だったのではないのでしょうか?

 

住宅分野では、もちろん気候風土や文化の違いはありますが、家の機能性に関して当時は日本と欧米との差が歴然とあったと思います。

家の耐久性に関しても、このように38年経って今でも使用し続けることができると言う事実自体、その当初からの作りの堅牢さが証明されていると思います。

 

 

堅牢な金具、シンプルで無駄の無い構成。

 

私が輸入住宅の分野に首を突っ込むことになったきっかけがアンダーセンと言うアメリカの木製ペアガラス窓でした。

これをある会社で見たときに、今までアルミサッシしか知らなかった窓の概念がひっくり返り、私は輸入住宅全体に興味を持ちました。

 

1988年アンダーセン窓 輸入住宅 (築34年) 弊社にてリフォーム

 

それから27年経ち、その間に日本の窓も進化し、ペアガラスは当たり前、LOW-Eコーティングによる遮熱や断熱、樹脂複合やオール樹脂窓へ。

省エネ性を重視した住宅づくりに国を上げて力を入れるように業界全体も動いて来ました。

 

家の省エネ達成の中でも大きな要素を占める窓は特にその代表格として年々、進化して来ました。

今では樹脂窓+トリプルガラスなど欧米を凌ぐ窓もあるほどです。

 

経済産業省 資源エネルギー庁より

 

 

その背景には『地球温暖化』抑制の流れが最も影響しているでしょう。

「家は個人が作る家ですが、社会・地球全体の問題でもある」

という考えが少しづつ広がって来ているし、本当は昔からそうだったんだと思います。

 

 

 

作る時も、住んでからも大きなエネルギーを使う「家」は特に影響が大きいです。

しかも、最初に作った家の性能によって、生涯に渡り使うエネルギー効率が決まってしまう。

 

省エネ性の低い家は建っている間、ずっと地球に与える負荷も高く、逆に省エネ性が高い家は建っている間、ずっと負荷が小さいわけです。

勿論、家に住む人にとっては光熱費という負荷となって降りかかって来ます。

 

(※2021年から今までのこの1年半で、なんと電気代とガス代が4割も上昇したそうです!じわりじわりと上がり、気付くと生活を圧迫してきています)

 

 

だから、少しでも作る時に社会や地球全体の事や将来のこともお客様と一緒に考えられたら良いと思います。

 

輸入住宅を最初に教えてもらった会社の社長からはよく

「住宅は資産であるという考え方が欧米では当たり前、それに比べて日本の家は個人が自分のことだけを考え、作られる家は使い捨てだ。」と言うような話を聞きました。

今、このような時代になって増々、その時の日本の住宅産業の進んでいた方向性が浮き彫りになって思い返されます。

 

その当時、戦後高度成長からバブル期を経て日本は一家に一軒の「マイホーム」を!と安く大量に家を作って来ていました。

正に質より量を重視したスクラップ&ビルドの時代です。

 

住宅業界全体としては小さな事象ですが、『輸入住宅』の存在はそこに一石を投じたと思います。

 

イギリスの街並み

 

よく『輸入住宅』と聞くと、輸入建材を使ったお洒落な、人によってはコテコテな家?と言われたりしますが、それは輸入住宅の形だけをとらえてるかも知れません。

 

確かに独特の造形も特徴ですが、住宅が長く大切に使われていたり、使い込むほど愛着の湧く家になったり、住宅の外観が統一した街並みを形成していたり。

 

そして長く快適に使える機能性・断熱性の高い窓やドアを使っていたり、そのような社会における家のあり方が私が感銘し興味を持ち、真似したい部分でした。

 

家に関して窓に限らずあらゆる分野について、まだ欧米に学ぶべきところがあるように思います。

 

海外

 

そしてこのように実際に日本で建ち年月を経た住宅を見ることで、輸入品の何が良かったのか何が悪かったのかなど見直すべき点も見つかっていくでしょう。

私自身の経験も踏まえ、今後に伝えていくことが私の1つの役割だと思っています。

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

 


 

「注文住宅、輸入住宅の設計・新築・リフォーム・メンテナンス」なら ノエルハウス/考作

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