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2024.4.14

北欧インテリアの家 リノベ⑪〜こだわりポイント(窓廻りの納め方)

窓廻り枠の収め方

今回、苦労した部分の1つですが、既設窓枠を撤去せずにリフォームするということが1つの課題でした。何故かと言うと、今回の鉄骨造では窓枠と鉄骨との間にモルタルがしっかりと充填してあり、窓枠は取ることができない作りとなっているからです。

 

 

オイルステインが塗ってある既設窓枠を使いながら、お客様がお好みの白い窓と窓枠にリニューアルしなければいけません。

ただ、窓枠を白く塗るだけでは、輸入住宅のような窓周りにすることができません。

 

和室の作り。障子の入る鴨居や太めの窓枠が取れない。それを残していかに洋風に変えるか?

 

また、リフォームにより壁の厚みが場所ごとに変わってくるので、窓枠との関係がちぐはぐになってしまいます。

 

L型ケーシングを使って

そこで大工さんと相談して大工さんから出たアイディアが、今回使ったL型のケーシングです。

 

左:通常の平のケーシング    右:足付きケーシング(矢印のLに曲がった部分が特徴)

 

これは良いアイディアでした。

 

 

既設窓枠は、壁の仕上がりに合わせて面でカットしておき、その後、先端がL型の足付きケーシングでそのカットした小口を隠すように正面から留めていきます。

 

和室材も壁の仕上がりに合わせてカットして揃える

 

 

具体的に納まりを示すと以下のようになります。

 

 

足付きだからこれが出来ます。

ホワイト塗装済の商品を探し当てまして、これを今回初採用しました!

 

ケーシングは本来こう使う。 窓枠の小口は仕上げ面であることが前提。 しかし、今回はこれが(窓のカット面が見えて)不向き。

 

初めてこのケーシングをこの現場で使いました。本来は、このような用途で使うものでは無く、ドア枠の壁厚調整として使うのですが、応用としてこの使い方はアリですね。

大工に相談して良かったです。

ノエルハウスでは、結構こうやって現場で職人と話をしながらアイデアを出し合って進めていくことが多いです。

 

特にリフォームは経験値が物を言うので、色々なアイデアが集まった方が良い答えが出ると考えています。

手を動かす以外に、施工方法にも快く相談に乗ってもらえる職人たちに感謝です!

 

 

 

 

大工さんがケーシングを付けて後に塗装さんが白で仕上げると、窓の白い部分と一体化して、まるで最初からこのようなデザインだったかのような感じにうまくまとまりました!

 

2番目の写真:2階の和室だった部屋もこの変わりよう・・・・↓

 

施工後

 

1階和室 施工前

 

1階和室 施工後(ベッドルームに変更)

 

お客様も「窓廻りの違いでこんなに部屋の印象が変わるんですね!」と驚かれていました。

和室の時は欄間窓がありましたが、この欄間は無しにして欄間の部分も含めた掃き出し窓にしました。

 

それだけでグーンと窓の開放感が生まれました。

樹脂サッシのカバー工法で性能も格段にアップし、見た目も大変身!

 

家にとっての窓の重要性(=デザインと性能)がこれでお分かりいただけるのではないでしょうか?

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