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2024.2.4

北欧インテリアの家 リノベーション③〜プラン作成の流れ

まず大前提として、

このプランは、ご契約前に書いているものです。

 

したがって、まだ解体は出来ないので、建物を壊さない範囲での調査を行いました。

制限のある調査を基に書いているので、「必ずこの様にできる」とは言い切れない部分を含んでいます。

 

但し、実際に壊してみてから大きく変更をしなければいけないようなプランですと、お客様も困ってしまうので、

できる限り今ある図面確認や調査を行ってプランとの差が出にくいように努めます。

 

 

私の方でも、この間に鉄骨をよく知っている設計士に相談に行ったり、床下に潜ったり、通気口から床下を見たり、押し入れの天井から首を出して天井裏を覗いたり、できることを色々とやりました。

 

本当はこういう時に構造図があると1番良いのですが、構造図は見当たらず、一番参考になったのは矩計図でした。

 

矩計図

 

矩計図(かなばかりず)とは聞き慣れない方が多いかと思いますが、建物の断面の詳細図のようなものです。

言ってみたら、建物の中身がわかるCT scanのような感じ。

 

断面図

 

これがあると、建物の構造の一部を伺い知ることができます。

また、当時建物を建てた際に設計士が作成した確認申請も大事な資料です。

 

このブログを見て、リフォームで家を作ろうと考えている方は、(なかなか残っていることが少ないかとは思いますが)

構造図や確認申請書が保管されているかどうかをいちどチェックしてみて下さい。

 

さて、例によって前置きが長くなりました(笑)・・・・

どうやってプランが作られたか、順に話します。


 

今回1番検討を要したのは、

お風呂の位置です。

 

 

 

最初はお風呂を元の位置からあまり変えずに作ろうと思いました。

しかし、どうしても今のお風呂と変わらない小さいお風呂になってしまいます↓(PLAN1)

 

 

 

鉄骨の柱と柱の間には立ち上がりの基礎があって、構造上必要なものになるので、その基礎が重なる部分にはお風呂を作るわけにはいけません。↓(PLAN2)

 

 

そこでお風呂は思い切って位置を変えて、基礎の立ち上がりがないと考えられる和室の床部分に持ってくることにしました↓(PLAN3)

 

 

 

 

 

ただ、面白いことに、

1番構造的に制約の多かったお風呂の位置を決めることで、まるでパズルのようにそれ以外の部屋もいい感じで配置できました。

そして、元々1216サイズ相当の昔ながらのタイル風呂があったところを洗面脱衣室などに利用することで、元よりも広い水回りを作ることができました。お風呂はお客様の希望通り1616のシステムバスを配置出来ました。

 

トイレも以前の位置よりもワンスパンずらしてその分LDKをかなり広くプランすることができました。↓(PLAN4)

 

 

ビフォーアフターをまとめるとこんな感じ

 

 

 

次回は、このプランの特徴をまとめてご紹介しますね!

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