画像

Blog

2024.3.19

北欧インテリアの家 リノベ⑨〜こだわりポイント(造作・電気編)

リビングのカーテンボックス

リビングのカーテンボックスは工事が始まってから生み出されたアイデアの一つです。

リビングの天井は当初より お客様の方から高くしたいという ご意向がありました。 ただ 具体的にどれぐらい上げれるかということは 壊してみないと分からない状態でした。

 

 

 

実際に 天井を壊してみて 限界まで 天井 高くすると2m 53cm ぐらいまでは高くすることができました。 ただ一番厄介なのは2階にあるバルコニーの排水が天井の隅の方でさらに下がっていることでした.

 おそらく 前の天井の高さは このバルコニーの排水に合わせて全体を低く下げていたと思われます。

 

 

この排水の部分だけはどうしても前の天井の高さ ぐらいまで下げないといけません。ただ、 一部だけ下げるといかにもそこに何かがあるように思えてしまうのが恰好悪いので、どうしようかと。

 そこで思いついたことは 窓際の一辺だけ思い切って全体に下げて梁型に見せ、カーテンの部分だけを上げてカーテンボックスとして造作すること。

 

お客様との打ち合わせでその場で考えて書いたスケッチ

 

 

こうすることによって、配管があると言う理由で下がったというようには見せない。

そんな工夫をしてみました。

 

 

南側掃き出しのカーテンボックス。 この中に配管があると感じさせない工夫。

 

 

寝室のブラケット照明 

寝室のブラケット照明は最終的にお客様が所有していた IKEA のブラケット照明をつけました。 

ここにも一つのストーリーがあります。

 

 

当初は通常通り壁の中に電動 配線を施し 、照明器具を直結する予定でした。

ところがなかなか予算に合う気に入った照明器具を見つけることができずに、 最終的にお客様が持っていらっしゃる IKEA の照明器具を 取り付けたいというお話をいただきました。

 

 

 以前にもお客様の支給品を取り付けたことがありますが、 こういう 後付けの照明器具の場合 、業者を呼ばずにお客様自身で取り付けはできるように、大抵はコンセント式になっていて電源はコンセントから取り、器具だけを壁に直接取り付けるという形状になっています。

 

IKEA商品カタログより

 

IKEA の照明器具にされることが決まった時にはすでに 壁の中に 照明配線が施されていたので、できれば 電源コードが外に見えてしまうような 取り付けより、 実際の配線に直結できた方が美しいと思いました。

 

IKEAカタログより。 通常はこんな風にコードスイッチが露出。

 

そこで、ここでもうちの電気業者に「なんとかできないかな?」 と相談を持ちかけました。私も立ち合い、IKEA の照明器具の電源コードを途中で切って被覆を剥いて結線し、壁の中に戻すという難しいことをしてもらいました。

 そのようにして、何とか直結にして普通の照明器具のようにスッキリ見せることができました。↓

 

【完成写真】壁に直付け。配線は壁内で直結。スイッチは他と同じ通常の壁スイッチ。

 

仕上がってみると当たり前に見える。

でも、何げないこう言うところにも、陰の職人の苦労があります。

FavoriteLoadingお気に入りに追加する

Search

お気に入りの記事

  • Your favorites will be here.

Categories

Tag cloud

Archives

ノエルハウスの住宅、 リノベーション
リフォーム等に興味のある方は、
なんでもお気軽に問い合わせください。

0587-57-9500
LINE Official account

お問い合わせの他、イベントや
お家づくりに役立つ情報などをお届けします。
ご登録はこちらから